「セブ島」と言えば、 青い空に白い砂浜、美しい海、そして物価が安い! というイメージが浮かぶはず。
私もそう思って初めてセブに旅行に来たのですが、とんでもない勘違いでした!
しかし結局、そんなセブが気に入ってしまい、気付いたら現地に住んでいます。
たしかに”南国の楽園”というのも、セブ島のひとつの顔。
でもそれだけの印象でセブへ旅行に来ると、私のようにエラい目に遭うかも知れません。
この記事の中では、初めてセブに来られる皆さんにふさわしい心構えをしていただけるよう、セブの街の様子・物価・飛行機・治安・天気などの基本情報について、6つのウソ(勘違いや思い込み)と、本当のところをお知らせします。
この記事を読んで素顔のセブについて知り、「セブって面白そうな所だな、是非行ってみたい!」と思っていただければ幸いです。
セブ島ってどこにある?
ウソ:セブ島はどこか南国の小さな島
セブについてよく知らない人は、
セブ島ってどっか南国の小さい島でしょ?
と思っているかも知れませんが、
違います
本当:フィリピン中央にある大きな島
セブ島は、フィリピンのほぼ真ん中にある、沖縄本島3つ分以上の面積をもつ大きな島です。
日本の南西にある南国、フィリピンは、7,000あまりの大小の島々で構成されています。
そのほぼ真ん中にある、縦長の、鶴のような形をした島がセブ島。
私も以前よく知らなかった時は、”セブ島”というからには小さな島かと思っていたのですが、意外と大きく、沖縄本島3つ分以上の大きさがあるのです。
島の中心部、日本でいう県庁所在地のようなところはセブシティで、これはマニラに次ぐフィリピン二番目の大都市です。
セブ島は観光地?
ウソ:セブ島は全体がリゾート地
セブに来たことがない人は、上の写真のようなイメージで、
セブ島って、どこへ行っても綺麗なリゾートばかりなんでしょ?
と思っているかも知れませんが、
それは違います。
本当:セブ島のリゾートは一部だけ
セブ島のリゾート地は、セブシティから離れた地方にあり、バスやボートで数時間かけて行く必要があります。
セブ島の中心地、セブシティは、典型的な東南アジアの地方都市、とても雑多なところです。
南国の楽園を思い浮かべて来る観光客は、まず、空港からホテルへのタクシーの車内から見る、セブの街の光景に、ショックを受けるでしょう。
セブシティの港湾地帯の海は、東京湾よりはるかに汚く、ゴミだらけ、しかもそんな海で人が泳いでいたり…。
ホテルを出て街を歩いてみると、スラム街かと思うような掘立小屋が立ち並び、裸の子供が走り回り、物乞いから声を掛けられる。
道路は渋滞と埃と排気ガス地獄、 そんな道端の屋台で人々はむしゃむしゃ何かを食べています。
セブのダークな面を書きましたが、こういう所なんだ、とあらかじめ分かった上で来ていただくためです。
心の準備があれば、ありのままのセブを見ても、嫌になって「こわい、帰りたい!」と思わずに済みますからね(笑)。
リゾートはどこにある?
このように、セブ島の中心地セブシティは、リゾートとは程遠い状態。
では一体、リゾート地はセブ島のどこにあるのでしょうか?
セブシティから一番近いリゾートエリアは、マクタン島のビーチです。
しかしここは、そのほとんどがリゾートホテルの人工プライベートビーチで、天然の砂浜はありません。
ホテルが良いところであれば、ビーチ自体はよく整備されていますが、 水質はイマイチ。
ホテルのプールで泳ぐ方が良いでしょう。
日本のように、無料で入場できるビーチというのはマクタン島にはなく、ローカルの人が行くような安い入場料のビーチは大変に汚いのです。
セブと聞いて思い浮かべる、青い空に白砂の綺麗で静かな天然のビーチを求めますと、セブシティから離れたところへ、バス・フェリー等で数時間かけて移動しなければいけません。
そのようにしてセブ島周辺の、バンタヤンやカモテス、パングラオといった小さな島へ出かけますと、目を見張るような素晴らしいビーチに出会えるでしょう!
コメント