フィリピンへの旅行を考えている人は、
現地のものを食べたら、お腹壊すんじゃないかなぁ?
なんて心配になりますね。
この記事ではフィリピンの水・食事について、また腹痛・下痢になってしまった場合の対策について、365日フィリピンのものを食べている、現地在住の筆者が詳しく解説します。
私はお腹は強いから大丈夫!
という方も、意外に下痢よりもなりやすい便秘の対策についても記載していますので、どうぞ最後までお読みいただき、フィリピン旅行にお役立て下さい。
フィリピンの水
水道水は飲用厳禁!
フィリピンでは、地元の人でもまず水道水を飲むことはありません。
知り合いの水に詳しい日本人の方が、水中の不純物を測る機械でいろいろな水を計測しました。
水道水は、不純物を表す数値が日本の水道水のなんと40倍以上だったそうです。
さらに地域によっては井戸水をくみ上げている場合もあり、その場合汚染されていて細菌症に感染する危険もあります。
沸かして飲めば良いと思いがちですが、沸かしても水中の不純物は除去できません。
フィリピンの水道水をいつも入れているバケツや、水道水をいつも沸かすやかんを見ると、白いカルシウムのようなものが沢山ついています。
水道水を長年飲むと、この不純物が身体の中にこびりつき、脳卒中や静脈瘤の原因になるのです。
フィリピン人にそうした病気が多い原因のひとつにもなっています。
ペットボトルの水について
ですから、旅行中は水道水は決して飲まず、あちこちで売られているペットボトルの水を飲みましょう。
500mlが1本15ペソ(約35円)と格安で手に入ります。
日本のミネラルウォーターと比べてこんなに安いのにはもちろん訳があります。
Nature Springなどと銘打っていますがじつはこれ、Purifiedつまり単にろ過しただけの水で、ミネラルは入っていません。
またペットボトル自体もフニャフニャで、キャップも一度空けるとカチッと閉まりません。
やはり15ペソの水は15ペソの値打ちなのですが、水分補給には十分ですね。
このペットボトルの水もその日本人の方が測りましたが、日本の水道水より不純物濃度は低かったとの事なので安心です。
もちろんミネラルウォーターが飲みたければコンビニでエビアンなどありますが、需要が少ないからか日本より高い値段で売られています。
英語留学生の場合
現地在住の日本人の場合は、ホームセンター(フィリピンの場合ハードウェアと言う)で売っている浄水器を付けている人もいます。
英語留学などの短期滞在者の場合、そこまでする必要はないでしょう。
学校や宿舎には街の水屋さんが配達してくる水サーバーが備付けられているはずです。
これも例の日本人の方が測りましたが、問題ない不純物濃度でした。
ただし水屋さんによって水質に差があるかも知れません。
神経質な方はハードウェア店でブリタ等の小型の浄水ポットが売られていますので、サーバーの水をそれで濾して飲むと良いかも知れませんね。
レストランの水
レストランで出されるサービスウォーターも、“Is your water mineral or filtered?”と聞いてみましょう。
ちなみに安いレストランでは結構英語が通じない事もあり、タガログ語で聞く場合は“Mineral po ba ang inyong service water(ミネラル ポ バ アン インヨン サービスウォーター)?”です。
(実際はミネラルではなく、ピュリファイドなのですが)
フィルタードだと言われたら、水道水の事ですので、飲むのはやめておき、ペットボトルの水を注文した方が無難です。
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