東南アジア有数のリゾート地、フィリピン・セブ島。
日本からわずか4時間半のフライトで到着出来、国内旅行より物価も安いとあって、日本人観光客の数は増加の一途を辿っています。
この記事にたどり着いたあなたも、フィリピン・セブ島への旅行を検討中ですか?
だとしたら、まず気になるのは、
セブ島行くのに、どのくらいの費用が掛かるのかなぁ?
という事でしょう。
そんなあなたのお役に立てるよう、セブ島への旅行費用を、以下の3タイプに分けてシミュレーションしてみました。
- 旅行会社のパックツアー利用
- 航空券とホテルを個人で手配、ただしLCCは使わない
- LCC利用のバックパッカースタイル
セブ島旅行を計画中のあなたのスタイルにあった予算、見積もってみます。
パックツアー利用
いつも仕事で忙しいけど、セブ島は近いから、3泊4日くらいのリフレッシュ旅行ならいけるな。
短い旅行だから現地では出来るだけ上手に時間を使いたい。
そんな人にピッタリの、手軽に海外旅行を楽しめる方法が、旅行会社のパックツアー。
パックツアーというと、高くなると思うかも知れませんが、自分で色々と調べて手配する場合の労力・時間を考慮しますと、リーゾナブルだと言えます。
最近のツアーは大体そうなっていますが、添乗員なしの自由行動(航空券+ホテルのみ)のツアーに、オプショナルツアーを選んで付ければ、自分好みに旅行をアレンジ出来ます。
ではここで、そんな添乗員なしの自由行動(航空券+ホテルのみ)のツアーの費用を調べてみました。
セブ現地支店有で安心サポートのHIS
格安海外旅行のパイオニア、大手旅行会社H.I.S.のツアーを参考に取りあげます。
実際現地在住の私は、セブの観光スポットに行くと、よくHISのユニフォームを着た、日本語ペラペラのフィリピン人ガイドさんに連れられたご一行をよく見かけます。
普通の旅行会社は大体、現地の旅行会社にツアーを委託するのですが、HISさんに関してはこちらセブに支店があるのですね。
自社の現地従業員が直接、アレンジ・ガイドするという事で、コスト的にもマネジメント的にも強いという事でしょう。
ほとんどのツアーが3泊4日又は4泊5日を基本として組んであり、航空会社、ホテルのランク、オプショナルツアーの有無で全然値段が変わってきます。
ここでは次の条件を付けて探してみました。
- フィリピン航空直行便利用
- ホテルは中流クラス
- 空港ホテル間送迎付き
- 3泊4日で初日は日本午前出発、最終日フィリピン午後出発
これで検索した結果、一番安い価格のツアーがこちら。
成田出発でひとりあたりの旅行代金は62,800円~(2・3名1室)となっていました。
ただし空港ホテル間の送迎は、往路だけですので、往復付けるとひとり3,000円UPの65,800円~となります。
ホテルはシティースケープ・ゴールデンピーク・キャッスルピークのいずれかで、泊まるには不自由ない程度の庶民派レベル。
オプショナルツアーは何もついていませんが、とりあえずこの値段でセブ島まで行って泊って帰ってこれる、と思って下さい。
ちなみに上記料金は平日出発の一番安いランクのもので、週末や祝日が絡むと倍くらいの価格になります。
またこういった格安ツアーは連休シーズンは除外となる場合が多いです。
上記の例は、パックツアーとして申込む価値のある最低ラインの条件で選んだもの。
ですから、前述のようにホテルは泊るのに不自由はありませんが、快適とは言い難いものです。
快適・優雅な旅行をしたいなら、追加料金を出してホテルをアップグレードして下さい。
逆にもっと安いツアーも沢山出てきますが、初日の夜到着し最終日は朝出発の、実質滞在2日のみという弾丸ツアーだったりします。
またセブパシフィックを使ったものもありますが、そこまで安くしたいならわざわざ旅行会社を通さず自分で手配した方が良いでしょう。
個人手配
パックツアーは楽でいいけど、旅行会社を通すから高いでしょ。
自分でチケットとホテル手配すれば、もっと安くなるんじゃないの?
と考えたあなた、鋭いです。
最近では航空券とホテルを一緒に予約する事で割引になる旅行予約サイトが多数出回っていますから、これらを利用するとパックツアーよりかなり安くなりそうですね。
実際どのくらい割安になるのでしょうか?
この項目では、上記のパックツアーと同程度の旅行(LCCではなくフィリピン航空直行便を利用、ミドルクラスのホテル)を個人で手配した場合について検証します。
こういう時に便利なスカイスキャナー
行きたい場所と日時の、航空券の値段を知りたい時、全航空会社・路線を調べて一発で価格比較頑張って出来る便利なサイトがあります。
スカイスキャナーの航空券比較スカイスキャナーを使って、上記HISのツアーと同様の航空券・ホテルを自分で手配した場合のサンプル価格を出してみました。
例えば2019年6月3日発3泊4日の場合、先ほどのHISのプランと同じ便のフィリピン航空のチケットは50,712円~と表示されます。
その最安の予約サイト、MyTripへのリンク”次へ”を踏んでみました。
念のため、この次の予約画面まで進んでみましたが、たしかに50,711円で決済が出来るようです。
続いてホテルですが、スカイスキャナーは航空券を検索するとホテルが割引になるというサービスがあります。
これでセブのホテルを同時に見てみますと、
先ほどのHISのツアーと同じ、キャッスルピークホテルが出てきました。
もとが安いホテルなので、わずか5%オフです。
旅行予約サイトではよく、安く見せるためにトップでは税・サービス料抜きの金額を表示する事があるので、念のため次のページまで進んでみましたが、きちんと税・サービス料込みで3,104×3泊の金額が表示されました。
3,104円×3泊=9,312円、ただし2名1室料金ですので、ひとりあたりは2で割って4,656円となります。
50,711+4,656=55,367円、ただし空港送迎は付いていませんので別途手配する必要があります。
HISの空港への片道の送迎料金は3,000円プラスとなっていましたので、これを適用すると、61,367円。
え~⁉ 面倒くさい手配を自分でやっても、HISのツアーよりたった1,433円安くなるだけ⁉
それって意味ないじゃん!
て事になりかねません。
まぁ要するにこのわずかな差額は旅行会社の手配料なんですね。
HISのツアーも、空港送迎を省いてもっと安くしているプランもありますから、実際ほとんど変わらないわけです。
本当に世の中、値段というのはうまい事付いていますよねぇ…
関連記事:この記事を読めば、空港送迎不要かも。
パックツアーと個人手配の使い分け
ですので、フィリピン航空利用でこのクラスの旅行をしたい方は:
- 数千円でも安くして食事1回分でも浮かせたいと思う場合はスカイスキャナーで自分で手配
- そこまでして節約しなくても、面倒くさくない方が良い、という方はHISのツアー利用
ということになります。
が、ここで忘れてはならないのが現地で何をするのか? という事。
上記いずれのプランにも現地でのオプショナルツアーは付いていません。
セブ市内をウロウロするにしても、リゾート地でアクティビティを楽しむにしても、はじめての土地ですから色々と調べて自分で動かないといけません。
もちろんこのトリセブのコンセプトは、そのような「トリあえずセブに来た人でもトリあえずセブ旅行を楽しめる」ですから、じっくり読んでいただければ現地で困る事はないはずです。
でも、このクラスの旅行をされる方にとって、自分で調べて色々動くのは面倒ですよね?
なので、最初からHISなどのツアーを選んでおけば、オプショナルツアーの窓口も一本化出来る、というメリットがあります。
ちなみにHISのオプショナルツアーはこんなのがあります。
そしてさらに、とことん安く旅行したい、という方は、次のページでその方法をご紹介しています。
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