近年、英語留学の渡航先として人気が定着したと言えるフィリピン。
その中でも特にセブ島は数多くの語学学校が立ち並び、日本のみならずアジア各国から留学生が英語を学びに訪れています。
留学生は英語の上達を目的としているので、セブ島でのレッスンを通して自分の英語力がどれだけ伸びたのか知りたいでしょう。
英語力を客観的に測るものとして留学後に日本で TOEIC を受験しようと思っている方もいることでしょう。
しかし、実はセブ市内でも TOEIC を受験することができるのです。特に長期滞在している留学生は、滞在期間中にどれだけ英語力が身についたのか現地で確認できます。
今回はセブ島留学中の皆さんに向けて、セブの現地で TOEIC を受験するためのステップをご紹介します。
セブ島でTOEIC公式テストが受験できる
TOEIC は、「Test of English for International Communication」の略称で日本語での正式名称は「国際コミュニケーション英語能力テスト」と呼ばれています。
アメリカの ETS とう非営利団体が主催しています。国際共通試験とされていますが、実際には日本と韓国の受験者数が全体の大部分を占めており、他の国ではほとんど知名度がないようです。
世界各国で試験が実施されていますが、フィリピンでは毎月第2土曜日に公式テストが実施されています。
フィリピンでは Hopkins International Partners, Inc が運営
アメリカの ETS が主催する試験ですが、日本では「国際ビジネスコミュニケーション協会 (IIBC)」が運営を担っています。
フィリピンでは、Hopkins International Partners, Inc が運営を担当しており、受験申し込み手続きは、この Hopkins 社を通して行われます。
セブの試験会場:セブ島最大手の語学学校 SMEAG
セブで TOEIC を受験する場合、試験会場となるのはセブ島最大手の語学学校である「SMEAG キャピトルキャンパス」です。
セブで TOEIC を受験する場合はここへ来る必要があるのでよく場所を覚えておきましょう。
ステップ1:インターネットで受験申し込み
まず最初のステップは、インターネットで受験申し込み登録をすることです。
申し込みは、フィリピンで TOEIC 試験を運営している Hopkins International Partners のイベント紹介サイト(英語) から申し込みます。
ウェブページにアクセスすると Hopkins 社主催の各種試験の日程一覧が表示されます。
その中から、日程・試験の種類(「TOEIC Listening & Reading Test」を受験する場合は「Speaking & Writing Test」を選ばないように注意)を確認してクリックします。
当該試験のページが開いたら、画面右の「Register」ボタンをクリックします。
セブで受験する場合は、フィリピン国内の開催地の中から「Cebu Test Center」を選択します。
画面が切り替わったら、受験者の個人情報など必要項目を入力して登録を完了させます。
登録が完了するとそのことを伝えるメールが届きます。
そのメールに英文でその後のステップが記載されているのでよく確認しましょう。
この記事では同様のステップを日本語で紹介します。
ステップ2:銀行で受験費用を振り込む
ウェブサイトからの申し込み手続きが済んだら、TOEICの受験費用を振り込みます。
振り込む金額は以下の通りです。
振込金額
・テスト受験料:2,300ペソ
・テスト結果郵送料:200ペソ(フィリピン国内)
合計 2,500ペソ
ここで注目したいのは、テストの受験料に加えて、テスト結果の郵送料も一緒に振り込む必要があるということです。フィリピン国内の住所に郵送する場合は 200 ペソです。
振込先となる口座は、運営団体の Hopkins 社の口座になります。
指定されている以下の2つの口座のどちらかに振り込みます。
【振込先1】
銀行名:Banco de Oro (BDO)
口座名義: Hopkins International Partners, Inc.
口座番号: 27804-84396
【振込先2】
銀行名:Bank of the Philippine Islands (BPI)
口座名義:Hopkins International Partners, Inc
口座番号:1433 – 1138 – 09
具体的な手順としては、銀行に行き、Deposit と書かれた用紙に振込先の情報と金額を記入し、窓口で支払います。その時に気をつけたいことは、振込用紙の控えを必ず保管しておきましょう。
ステップ3:必要書類をメール添付
さて、受験費用の振込が済んだら、次は以下の3点を添付したメールを Hopkins 社 (register@hopkins.com.ph)に送信します。
なお、メールの件名や文面には受験する日程や会場がわかるようにきちんと記載しましょう。
【メールに添付するもの】
・受験料振込用紙の控えの画像
・パスポートの画像
・証明写真(2×2)の画像
これで正式に試験申し込み登録が完了となります。
メールが不備なく送信されると、Hopkins 社より受領した旨の返信が来ます。
このメールの送信期限は、テスト開催日の前の週の水曜日(テストの10日前)までとなります。忘れずに全ての手続きを完了するようにしましょう。
さらに試験の直前(試験が実施される週の月曜日前後)に上記のように TOEIC CONFIRMATION LETTER という確認メールが届きます。
メールの本文には当日の試験の日程、会場の詳細に加え、当日持参するものなどの重要な情報が記載されています。できればプリントアウトしておくことをおすすめします。
ステップ4:パスポート必須! 受験当日持参するもの
さて、いよいよ試験当日です。
当日は会場で受付があるので、その際に以下のものを提示する必要があります。
・パスポート(日本人はパスポート以外の ID は認められません)
・振込用紙控え(原本)
・証明写真
試験会場となる語学学校、SMEAG に到着したら、入り口のセキュリティガードに TOEIC の受験のために来たことを告げます。すると、腕に入場許可のスタンプを押してくれるので、奥へ進んで行きましょう。
一階のカフェに進みます。壁には大きなセブ島を模したモニュメントと「 I love SMEAG 」の文字が見えます。
しばらくすると案内係が試験会場へ移動するよう誘導してくれます。
こちらは試験会場のフロアからの眺め。流石にセブ最大級の語学学校というだけあります。教室とドミトリーが一体となったビルに大勢の留学生が滞在しています。
会場ではすでに受付に並ぶ行列ができています。
ここから先は以下の手順で進んで行きます。
- 受付で本人確認
- 手荷物を全て預ける
- 試験会場に進み、自分の番号の席へ着席
試験会場へは基本的に消しゴム以外の私物を持ち込むことはできません。鉛筆は会場で用意されています。
着席して試験時間になると、フィリピン人スタッフによるガイダンスがあります。試験の流れや注意事項、禁止事項の確認が行われますので、しっかり内容を把握しましょう。
ガイダンスが終わるといよいよ試験開始。
あとは全力を尽くすのみです!頑張りましょう!
まとめ
いかがでしたか、今回は留学先のセブで TOEIC を受験する手順を紹介しました。
留学先の語学学校によっては、申し込み手続きを全て代行してくれる学校もありますが、せっかくですから自分で手続きをやってみるのも海外留学ならではの良い経験となるでしょう。
もう一度手順をおさらいすると、
- Hopkins International Partners のウェブサイトで受験申請
- 受験料を振り込む
- 必要書類を添付したメールを送り、申し込み手続きを完了させる
- パスポート、振込用紙控え、証明写真を持参し、会場で受付をすませる
- 試験開始
という流れになります。
語学学校で学んだ英語をさらに磨き上げ、さらに英語がどれだけ上達したか把握するためにも一度セブで TOEIC を受験してみるのもいいのではないでしょうか。
留学前と比較してどれだけスコアをアップさせて帰国できるかという点を考えると、学校での勉強意欲も湧くかもしれませんね。
ぜひ、英語の学習に励んでその実力を証明してみましょう。
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