留学生の死活問題:コーヒーはどこ?
さてお昼を食べお腹が満たされますと、当然ながら眠気を催しますね。
フィリピン人にとって食後の時間はシェスタタイム、仕事中でも皆お構いなしにお昼寝します。
お昼下がりのフィリピンはシェスタタイム。😪
— トリセブ🇵🇭フォーワード留学中 (@toricebu) 2019年5月25日
こんな自由の国、フィリピンに来てみたい?😏#フィリピン #セブ #セブ島 #シェスタ #お昼寝 pic.twitter.com/B5cHupaQ1N
しかし貴重な休暇を取り、留学費用を出してフィリピンへ来る英語留学生にとって、授業中に眠気に襲われると大変なロス!
コーヒーを飲んで眠気予防と行きたいものです。
はじめてフィリピンへ来られる方のために説明しますと、フィリピンではthree in one(スリーインワン)と呼ばれる、砂糖と粉ミルクのたっぷり入ったインスタントコーヒーが主流。
Brewed Coffeeと呼ばれる、ドリップやエスプレッソのコーヒーはあまり売っていません。
ここの食堂にも一軒、コーヒースタンドがあるのですが、”Do you have brewed coffee?”と聞くと、”No stock now, sir…(今ありません)”と言われます。
コーヒースタンドがコーヒーを切らしているとは、どういう事か!? と思いますが、これ、フィリピンあるあるなんですよ。
コーヒーが飲めないと午後の授業で眠気を催しかねず、これは留学生にとって死活問題。
”Do you know somewhere else I can get brewed coffee?(どこか他にコーヒーが手に入るところはありますか?)”と聞くと、”Downstair(下の階)”との事。
それで、このビルの1階にあるコンビニに行ってみました。
1階コンビニでコーヒー発見!
お昼時のコンビニは人でいっぱい、中には昼間から一杯やっているオジサン達もいます。
ちなみに私、飲むと饒舌になりまして、英語もスラスラと出てくるんですよ、不思議な事に。
実際、アルコールが脳に入ると言語中枢に刺激を与え、外国語を話しやすくなるという話も以前ラジオで聞いたことがあります。
私も一杯やろっかなぁ、などと馬鹿な事は考えず、コーヒーを探しましょう。
ありました、しかしこの機械はどうも、インスタントコーヒーのようです。
コーヒーにこだわりがなければ、この機械で20ペソ(約45円)からインスタントコーヒーが飲めます。
でも多分甘いと思いますよ、まだ試していませんが。
インスタントではなく、ドリップコーヒーはどこにあるのかと探したら…
ありました! この機械で淹れる、Brewed Coffeeです。
コーヒーを頼むと、”What kind of coffee sir?(どの種類のコーヒーにしますか?)”と唐突に言われましたが、そもそもはじめて来てどんな種類があるかなんて知りませんよね。
戸惑っていると、
“Black? Cappuccino?”とあと何種類か言われましたが、耳についたカプチーノを頼みました。
値段はこれまた55ペソ。
しかしコーヒーマシンの調子が悪いようで、なかなか出ません。
結局コーヒー1杯買うのに、10分くらい待たされてしまいました。
はじめての方はその遅さに驚くかも知れませんが、これも、フィリピンあるあるです。
とにかくこうして念願のコーヒーを手に入れ、フォーワードへと戻ったのでした。
英会話学校なのに、勉強しない!?
さてコーヒーで眠気を覚まし、午後からの予定に臨みます。
初日の午後は、フォーワードのマネージャーであるYUMIさん(片山さん)のレクチャー&カウンセリングです。
前回の記事でもご紹介しましたが、片山さんは英語力ほとんどなしから学習され、TOEIC955点を達成!
そのご自身の苦節の英語学習経験を活かし、超一流の英語指導者になられた方です。
フォーワードの利点は、YUMIさんのような素晴らしいカウンセラーから、日本語で丁寧に学習要領を説明していただける事だと思います。
韓国系やフィリピン系の学校であれば、このような専門的なカウンセリングを日本語で受ける事はまず出来ないでしょう。
その中で幾つか、心に残った点をシェアしますね。
chunkを意識する!
chunk(チャンク)というのは、意味の塊の事だそうです。
1語1語バラバラに覚えるのではなく、chunkで覚えていく方が効率的。
日本語で例を挙げると、「今日は風邪を引いたので学校を( )。」
の( )内には必ず、「休んだ/休みました」が入りますよね。
chunkで表現を覚えると、会話が格段にスムーズになります。
collocationを覚える
collocation(コロケーション)とは、言葉の組み合わせの事。
これも日本語で説明しますが、例えば辞書を使う時、「辞書を調べる」「辞書を開く」という事もありますが、「辞書を引く」という言い方が一番しっくりと来ます。
同じことが英語でも当てはまり、数ある類語の中から、どういう場面でどの語を使うか、という組み合わせを、パターンで覚えていくのが良いそうです。
勉強しない、練習をする
私が一番心に響いたのがコレでした!
英語学校なのに、勉強しない! って、どういう事?
と思いますよね。
しかしこれこそ、schoolではなくstudioであるフォーワードの特徴なのです。
毎日1時間の読書で5000単語を読む、50単語を毎日覚えれば4日間で200単語をマスターできる!
といった、とことん英語力を鍛えるプログラムが組まれています。
学校ではなく、トレーニングジムのような取り組み方。
それがフォーワードを、他の英会話学校と一線を画すものにしています。
今日の”フィリピンあるある”なフレーズ
では最後に、初日に私が遭遇した中から、はじめてフィリピンへ来た英語留学生が覚えておくと便利な言葉・表現を復習しますね(文中に青のマーカーを引いた表現)。
- brewed coffee – フィリピンでのドリップコーヒーの呼び名。
- three in one – 直訳すると3つがひとまとめ、粉ミルクと砂糖入りのインスタントコーヒーの事
- downstairs – stairは階段の意、下の階、という事。上の階はupstairs (ただし、フィリピン人はsを付けない場合あり)。
- What kind of… – どんな種類の…という質問、よく使います。
- no stock – do you have…?と聞くとよく返ってくる言葉。フィリピンでは頻繁に在庫切れに遭遇します、がっかりしますが慣れて下さい(笑)。
フィリピンあるある、なこれらのフレーズ、皆さんも使ってみて下さい。
さて明日から本格的なトレーニング開始です、続編のレポートをどうぞお楽しみに!
(記事中の画像は全て著者撮影)
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