フィリピン現地SIM③SUN
フィリピンにはもう一つ、SUNというキャリアがあります。
これはPLDTの系列で、SMARTの廉価版という位置付けのようです。
SUNは、はっきり言ってガラケーしか持っていないローカルフィリピン人向けのプランで、旅行者向きではありません。
SUN同士通話やテキストし放題のプランがとても安いので、以前私もローカルフィリピン人との連絡用に使っていた事がありますが、電波が悪く、GLOBEと併用していました。
最近はLTEにも対応したとはいえ、恐らく帯域は同じネットワークを使うSMART優先になっていると思われ、速度は期待出来ません。
よって詳細の解説は省きますが、もし使いたい方は、参考までに以下のようなプランがあります。
通話とテキスト用 CTC(Call & Text Combo)
最安のCTC10の場合、10ペソ(使用期限1日)で10分間SMART系(Sun, Smart & Talk ‘N Text) との通話、50通のSUN宛のテキスト、さらに50通の全キャリア宛のテキストが可能、無料Facebook付。
CTC30だと30ペソ(使用期限3日)で40分間SMART系(Sun, Smart & Talk ‘N Text)との通話、150通のSUN宛のテキスト、さらに150通の全キャリア宛のテキストが可能。
加えて無料FacebookとViber, WeChat, LINE,Facebook Messenger, WhatsAppのチャット機能利用可。
その日暮らしの現地フィリピン人は、このプロモをちょこちょこ更新して使っています。
GIGASURF
SMARTと内容も値段も同じ、GIGASURF 50と99があります。
Big Time Data 70
- データ容量:1GB
- 有効期間:7日間
- 値段:70ペソ
- おまけ:30分のSUN宛通話と、無制限のテキスト(他キャリアへ送信可)
その他廉価キャリア
他にもSMART系はTalk ‘N Text、GLOBE系はTMという廉価キャリアがあります。
しかしこれらはローカルフィリピン人向けの通話・テキストメインの会社で、電波も悪いと思われ、旅行者が使うメリットはありませんので、詳細は省かせていただきます。
旅行者にオススメはどのプロモ?
GLOBE・SMARTの2社だけでも、沢山のプロモがあり、どれが良いのか迷いますね。
とにかくデータ容量の大きいのが良い、という場合は迷わずSMARTのSurfMaxを、旅行日数に合わせて選びましょう。
データはそんなに使わないから節約したい場合、GLOBEのGOSAKTOか、SMARTのGIGASURFを、旅行日数に合わせて選べばよいでしょう。
レンタルWi-Fiと比べて費用は大変安いので、デュアルSIMのスマホを持っている場合、GLOBEとSMART両方のSIMを入れておけば、対応エリアも拡がります。
テキストは結構使える
日本ではLINEやメッセンジャーなどSNSの普及で、すっかり過去のものになりつつあるSMS(ショートメール)ですが、電波の悪いフィリピンではこれが結構活躍します。
最近はフィリピンでも地方都市までLTEエリアが拡大しつつありますが、まだまだ2G・3Gのみ対応のエリアも多くあります。
またLTEの表示が出ていても、なぜか突然パケ詰まりのような症状が出てLINEが読み込めない、といった事がしょっちゅう。
そんな時でも、テキストと呼ばれるSNSならたいてい送受信可能です。
スマホなら日本語表記も可能。
ただし、日本の携帯メールのように、写メは送れません、文字のみです。
たいていのデータプランにおまけで無料テキストが付いていますから、SNSと併用すると便利ですね。
現地SIMかレンタルWi-Fiか
この記事ではレンタルWi-Fiと比べてはるかに安く済む、フィリピン現地SIMの利用法と、各種プロモをご紹介しました。
特にフィリピンへ何度も来られるリピーターの場合、現地SIMの使い方を知っておいた方が絶対に良いでしょう。
しかしはじめてのフィリピン旅行で、しかも数日の短期滞在であれば、現地SIMの使用は面倒に感じるかも知れません。
SIMカードやロードの購入、APN設定、プロモの登録…と、節約のためにはしなければならない事がそれなりにあります。
まぁそのあたりは、冒頭で書いたように空港でSIMを購入すれば、全部やってくれるんですけれども。
もしそれも面倒で、到着してすぐに使いたいと思えば、レンタルWi-Fiを利用するのも悪くありません。
現地SIMとレンタルWi-Fi、好みに応じて使い分けると良いですね。
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