平成から令和に時代が変わったのに伴い、今年は最大10連休という超大型連休のゴールデンウィークを過ごしている人も多いことでしょう。そして、この連休を利用してセブ島を訪れている人もたくさんいることと思います。
しかし、ここに来てちょっと気になる情報が飛び込んで来ました。
フィリピン最大手の航空界会社「セブ・パシフィック航空」がゴールデンウィーク真っ只中の5月1日〜5月10日のフィリピン国内便を大量にキャンセルしたと言うのです。
今やフィリピンのナショナルフラッグであるフィリピン航空をも凌ぐ規模に成長した同社が突然そのような発表をしたことは、現在セブ島を旅行中の日本人観光客にも大きな影響を及ぼします。
キャンセルされた便の中には、マニラ〜セブ間のフライトも含まれます。そのためマニラ経由便を利用してセブ島を訪れている人はいますぐご自身のフライトを確認してください。
GW中のフィリピン国内便が大量キャンセル
在フィリピン日本国大使館は、フィリピンの在留邦人に対し、セブ・パシフィック航空が5月1日〜5月10日の期間にフィリピン国内線の相当数(116便)をキャンセルしたとの情報を配信しました。
このお知らせに伴い、トリセブではセブ・パシフィック社の情報を確認しました。
合計116便:時刻表通りの運行を推進するための処置
セブ・パシフィック航空、ならびに同社系列の Cebgo は、5月10日までの期間中、フィリピン国内の58の往復路線(合計116便)をキャンセルすることにしました。
その主な理由は、同社のフライトの遅延を防ぎ、スケジュール通りの運行を進めるための処置の一環だとしています。
実は、マニラのニノイ・アキノ国際空港は、無計画な増便を繰り返した結果、運用可能なキャパシティを完全にオーバーしてしまい、発着便の慢性的な遅延が発生しています。特に週末のマニラ〜セブ間のフライトなどは4〜5時間遅れることも多々あります。
今回の同社の処置は、飽和状態となった国内線のスケジュールを整理する意図があるようです。
【要確認】日付別キャンセル便一覧
さて、5月10日までの期間中、フィリピンの国内線を予約している人はご自身のフライトを今すぐ確認することをお勧めいたします。特にマニラ〜セブ間、およびセブ発着の国内便をご利用の方は要注意です。
ここでは、セブ・パシフィック航空により発表された日付別のキャンセル便の一覧をご紹介いたします。この表をもとにご自身の予約便をチェックしてみてください。(本日5月3日以降のスケジュールを掲載します)
5月3日 (金曜日)
DG6503/DG6504 Manila-Cebu-Manila
DG6241/DG6242 Manila-Caticlan (Boracay)-Manila
DG6663/DG6664 Cebu-Zamboanga-Cebu
DG6987-DG6988 Zamboanga-Tawi-Tawi-Zamboanga
5J984 Davao-Manila
5J 791/5J792 Manila-Butuan-Manila
5J 859/5J860 Manila-Zamboanga-Manila
5J 901/5J902 Manila-Caticlan (Boracay)-Manila
5J 631/5J632 Manila-Dumaguete-Manila
5J 579 Manila-Cebu
5月4日 (土曜日)
5J580 Cebu-Manila
DG6509/DG6510 Manila-Cebu-Manila
DG6462/DG6463 Cebu-Bacolod-Cebu
DG6515/DG6516 Cebu-Dumaguete-Cebu
DG6241/DG6242 Manila-Caticlan (Boracay)-Manila
5J 791/5J792 Manila-Butuan-Manila
5J 859/5J860 Manila-Zamboanga-Manila
5J 621/5J622 Manila-Bohol (Tagbilaran)-Manila
5J 327/5J328 Manila-Legazpi-Manila
5j 861/5J862 Manila-Zamboanga-Manila
5月5日 (日曜日)
5J641/5J642 Manila-Puerto Princesa-Manila
5J 859/5J860 Manila-Zamboanga-Manila
5J 621/5J622 Manila-Bohol (Tagbilaran)-Manila
5J 327/5J328 Manila-Legazpi-Manila
5J389/5J390 Manila-Cagayan de Oro (Laguindingan)-Manila
5月6日 (月曜日)
5J641/5J642 Manila-Puerto Princesa-Manila
5J 859/5J860 Manila-Zamboanga-Manila
5J 629/5J630 Manila-Dumaguete-Manila
5J375/5J376 Manila-Roxas-Manila
5J377/5J378 Manila-Cagayan de Oro (Laguindingan)-Manila
5月7日 (火曜日)
5J 781/5J782 Manila-Ozamiz-Manila
5J504/5J505 Manila-Tuguegarao-Manila
5J389/5J390 Manila-Cagayan de Oro (Laguindingan)-Manila
5J471/5J472 Manila-Bacolod-Manila
5J461/5J462 Manila-Iloilo-Manila
5月8日 (水曜日)
5J641/5J642 Manila-Puerto Princesa-Manila
5J463/5J464 Manila-Iloilo-Manila
5J389/5J390 Manila-Cagayan de Oro (Laguindingan)-Manila
5J395/5J396 Manila-Cagayan de Oro (Laguindingan)-Manila
5J579 Manila-Cebu
5月9日 (木曜日)
5J580 Cebu-Manila
5J991/5J992 Manila-General Santos-Manila
5J635/5J636 Manila-Puerto Princesa-Manila
5J 857/5J858 Manila-Zamboanga-Manila
5J 327/5J328 Manila-Legazpi-Manila
5J981/5J982 Manila-Davao-Manila
5月10日 (金曜日)
5J991/5J992 Manila-General Santos-Manila
5J 859/5J860 Manila-Zamboanga-Manila
5J 629/5J630 Manila-Dumaguete-Manila
5J389/5J390 Manila-Cagayan de Oro (Laguindingan)-Manila
5J395/5J396 Manila-Cagayan de Oro (Laguindingan)-Manila
まずは予約便のステータスを確認しよう
実際にこのリストにご自身のフライトが該当するようでしたら、乗るべきフライトがキャンセルされているかもしれません。まずは、予約状況が現時点でどうなっているのか確認してみましょう。確認の手順は以下の通りです。
1. セブ・パシフィック航空のウェブサイト( https://www.cebupacificair.com/ ) にアクセスし、画面上部の「 Manage Booking 」(予約管理)をクリックします。
2. 続いて、画面右側のボックスに予約番号(数字ではなくアルファベットの場合もあります)と予約名(苗字)を入力してボタンをクリックします。
すると、画面が切り替わり、予約したフライトの情報が表示されるはずですので、内容をご確認ください。
フライトがキャンセルされた場合の対応策
では、実際に予約していたフライトがキャンセルされていた場合はどうしたら良いのでしょうか。
同社によると、該当するフライトを予約していた人には以下の処置が提供されるとのことです。
- 予約していた本来の出発日から30日以内の別の日の便への再予約(無料)
- 座席の空きに応じて、本来の出発日から30日以内の他の路線への再予約
- 全額返金
- キャンセルされたフライト料金を次回の予約時まで留保
以上の4つの処置の中からご自身にとって一番良いものを選んで対応を進めましょう。
振替のフライトも時間が経過すると予約が埋まってしまう可能性がありますので、なるべく早く対応することをお勧めします。
さらに詳しい情報はセブ・パシフィック航空のウェブサイトから直接ご確認ください。
【Travel Advisory | Cebu Pacific Air】
URL: https://www.cebupacificair.com/pages/travel-advisories
「29 Apr 2019 Flight schedule changes (May 1-10, 2019)」の項目をご確認ください。
自らアクションを起こそう!
さて、今回は突然フライトスケジュールのキャンセルが発表され、現在セブ島を訪れている日本人観光客の大勢にも多大な影響が出るものと考えられます。
しかし、こうした航空会社による一方的なフライト変更は起こり得るものです。そして、航空会社はチケットの予約時に「こういうことが発生する可能性がある」旨を提示しており、私たちはそれに「同意」して購入手続きをしたはずです。
今回の件でもセブ・パシフィック社としては、情報を一般に公開し、対応処置まで提示している時点で同社の責任は果たしたものと考えています。
そのため、チケットを購入した消費者が自らアクションを起こさなければ、航空会社は対応してくれません。ですから、誰かが助けてくれるのを待つのではなく、自分から積極的に行動を起こしてください。一人で対処できない場合は、対応できそうな人に手伝ってもらいましょう。
セブパシフィックのオフィス
基本的にフライトキャンセルされた方は上記変更お知らせのメールが来るはずですが、来ない場合や上記以外の対応を望む場合(却下される場合がほとんどですが)、直接オフィスへ行って相談する方法もあります。
日本語対応はもちろんありませんので、自分で対応する自信が無ければ、フィリピン人か英語が堪能な日本人の知人・友人にお願いして付いてきてもらいましょう。
セブパシフィックのオフィスはマニラ空港内やマクタン空港内に加え、セブの場合、以下の場所にあります、ご参考に。
SMシーサイド内
ロビンソンフェンテ内
WEBサイトの不正ログイン問題も!
ちなみに同社は、つい先日、4月25日に同社のメンバーシップの情報を管理するサーバが不正アクセスの被害にあったとして、全ての会員のアカウントを一時的に凍結しました。翌日にはウェブサイトからのログイン、および予約の確認が復旧したと発表があったものの、筆者のアカウントは現在に至るまでログインできず、「アカウントが存在しません」と表示されてしまいます。過去数年にわたって蓄えた3万以上のポイントもどうなったかわかりません。
この場合も自ら行動しなければ同社は対応してくれないので、あらゆる窓口に問い合わせていますが、いまのところたらい回しにされています。。。
みなさんも自分自身が困らないためにも、なるべく早急に対応を進めましょう。
コメント
[…] こちらを参照:【緊急チェック】マニラ経由便利用者は要注意!セブパシがGW中の国内便を大量キャンセル! […]