この記事の筆者は今までにフィリピンと日本を数えきれないほど往復していますが、2013年にはじめてフィリピンの空港に到着した時は本当に興奮しました。
その時のワクワク感は今でも覚えています。
が、最初は右も左も分からず、どこへ行けば、何をすれば良いのかサッパリ分かりませんでした。
ところが何度も往復しているうちに、段々と手際が良くなって来るんですね。
それでこの記事では、フィリピン・セブの空港にはじめて降り立った旅行者がすべき5つの事について、日比往復数十回の私の経験からまとめました。
最後までお読みいただければ、空港到着後迷わずササっと進んでいただけます!
あ、ちなみにタイトルに「セブの空港」と書きましたが、厳密に言いますと空港があるのはセブ島ではなく、橋を渡ったマクタン島になります。
空港の略称はMCIA(Mactan Cebu International Airport)です。
入国審査
どこの空港から入国するにしても、最初に通るのが入国審査。
審査官から英語でアレコレ聞かれる、英会話スクールのお決まりの課題ですね。
ところが、フィリピンの入国審査は、面食らうほど簡単です。
ではまず、下準備からみていきましょう。
機内で入国審査用紙を記入
フィリピンへ向かう飛行機の機内で、入国審査の紙をもらいます。
日本語表記もあり、分かりやすいので、以下を参考に書いていただければ、特に記入に迷う事はないでしょう。
当然ですが、全部日本語ではなく、英語で書きます。
*パスポート番号(PASSPORT NUMBER)
パスポート記載の番号を間違いなく書き写す。
*氏名(LAST NAME, FAST NAME, MIDDLE NAME)
日本人は普通ミドルネームがないので、ミドルネームのところは空欄、またはN/Aと記載。
*誕生日(DATE OF BIRTH)
月ー日ー年 の順、1990年1月15日生まれであれば、01-15-1990と記載。
*国籍(NATIONALITY)
日本人ならJapanと記載。
*性別(GENDER)
男性はMALE、女性はFEMALEを選ぶ。
*住所
ADDRESS ABROADの欄には日本国内の住所を英文で記載、少々適当でもOK.
ADDRESS IN THE PHILIPPINESの欄はフィリピンの滞在先、これも適当でOK.
例えばマルコポーロホテルに泊まる場合、”Marco Polo Plaza CEBU”だけで大丈夫です。
*連絡先(CONTACT NUMBER AND/OR EMAIL ADDRESS)
Eメールか携帯番号、日本の番号を記入する場合は最初の0を取って、+81を付ける。
例えば03 4444 5555なら、+81 3 4444 5555と記載。でもこれも適当でOK。
*職業(OCCUPATION)
Office Workerなどと書いておけばOK。
*便名(FLIGHT NUMBER)
たとえばセブパシフィックなら5J、フィリピン航空ならPRから始まる、 航空券に記載の、飛行機の便名。
*出国空港(PORT OF EXIT)
”出口”という謎の日本語表記ですが、どこの空港から出国したか、という事です。
空港コード(成田:NRT、関空:KIXなど)で書いても良いですし、NARITAやKANSAIなどと記載しても良し。
*旅行の目的(PRIMARY PURPOSE OF TRAVEL)
旅行者はPLEASURE/VACATIONを選びましょう、それ以外を選ぶと色々聞かれてややこしい事になるかも知れません。
*署名(SIGNATURE)
サイン。厳密にはパスポートと同じサインですが、日本語でも英語でも大丈夫です。
*到着日(DATE OF ARRIVAL)
フィリピンに到着する日付。
*記入が不要な項目
MIDDLE NAME、PERSONAL ID NUMBERの欄は記入不要、ACR I-CARD NUMBERの欄も
ACR I-CARDを持っている人以外は記入不要です。
その他の用紙
上記の入国審査の紙以外に、以下の紙が渡される場合があります。
*健康状態を申告する紙
フィリピンや東南アジアで何かの病気が流行っている時に、自分の健康状態について申告する紙が渡される事があります。
基本的には健康に問題ない旨を書いておけば大丈夫。
*税関申告書
これは渡されない時もあるのですが、もし渡されたら、入国審査の紙と同じような必要事項を記入し、質問のところは全てNoにしるしを付けます。
入国審査カウンター
空港到着し、最初に通るのがこの入国審査のカウンター。
フィリピン人と外国人に分かれていますので、基本的に外国人の列に並びますが、混み具合によってはフィリピン人の列に案内される場合もあります。
到着時間によっては非常に混んでおり、この列に1時間も並ぶことも。
日本は一人ずつに分かれて受け付けますが、フィリピンは夫婦や家族は一緒に受け付けます。
英語が出来ない人はドキドキ、また英語を習っている人はここで得意の英会話を披露!といきたいところですが、会話はあまりありません(まれに日本語が分かる係員もいますが) 。
カウンターにたどり着くと、係員にパスポートと記入済みの入国審査の紙、航空券を一緒に提示して下さい。
中には愛想の良い係員もいますが、大抵不愛想で失礼な感じで、何もしゃべらず指で指図してきます…がこれがフィリピンですので、気を悪くしないで下さいね。
最初にひとこと、”ハロー”や、”マガンダン ウマガ(朝の場合。昼はマガンダン ハーポン、夜はマガンダン ガビ)”と笑顔で挨拶すると、印象が良くなります。
カウンターでは写真を撮られるのでカメラを向けられたら見て下さい、メガネは外します。
続いて緑のランプの機械の上に人差し指を置き、指紋を採ります。
大抵の場合、唯一の質問は、“How long?” つまり滞在期間です、1週間なら One week などと答えます。
1週間と言ったけど、でも滞在延長になったらどうしよう?という心配は要りません。
ここでどのように答えようと、30日間の滞在有効なスタンプが押されます。
時々、帰りのチケットを見せるように言われる事があります。
紙のチケット、あるいはEチケットの画面をすぐに見せられるようにしておきましょう。
何も聞かれない事が多いですが、ビザを持っていない普通の観光客は、片道チケットでは入国出来ない決まりになっていますので注意。
この一連の流れはかなりサクサクと進み、言葉が良く分からなくてもジェスチャーで示されるままに対応すれば終わります。
何回もフィリピンに出入りしていると、「What’s your purpose?」(目的は何ですか?)と聞かれる事もありますが、初めての旅行では、まずそういうやり取りはありません。
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