路線の番号を覚えよう
さて、実際にジプニーを利用する場合、確認しなければいけないのが「どのジプニーに乗るか」と言うことです。ジプニーはその路線ごとに決められたルートを走っています。そのため、目的地に応じて乗るべきジプニーを確認する必要があります。
ジプニーの車体には、その路線の経路が書かれています。この写真のジプニーの場合は、マンダウエ市の Jモールから ASフォルチュナ通りを経由してカントリーモールへと向かう路線だという事がわかります。
しかし、一般的には車体に表示された「路線番号」を確認して乗車します。
ジプニーの車体の前方と後方のそれぞれ上部に路線番号が表示されています。このプラカードを確認してジプニーに乗り込みましょう。
地元のフィリピン人たちの日常生活においては「いつも利用する路線」というものが存在しています。そのため、よく使う路線の番号さえ覚えておけば十分でしょう。旅行で訪れた際も宿泊先やよく行くショッピングモールを通る路線の番号を覚えておくと便利です。
セブ市内ジプニー主要ルート
それでは、セブ市内の主要なスポットをカバーしているジプニーのルートをいくつか紹介しましょう。
アヤラモールや SM シティモールなどを通過するルートは、観光で訪れた方も利用する機会があるかもしれませんので参考にしてみてください。
01系統
・01K:マンダウエのパークモールを出発し、SMシティモールを経由し、コロン周辺を通ってアビリアーナ競技場の裏手を結ぶルート
03系統
・03Q:アヤラモールのターミナルを出て、SMシティモールを結ぶルート
04系統
・04L:SMシティモールから IT パークの前を通り、JYスクエアを経由してアヤラモールを通って再びSMシティへと結ぶルート
06系統
・06H:グアダルぺ教会からアヤラモールを経由してSMシティモールを結ぶルート
14系統
・14D:アヤラモールのターミナルとコロンを結ぶルート
17系統
・17B:ITパーク方面からJYスクエアを通過、キャピトル地区、フエンテを経由してカルボンへと続くルート
ジプニーの乗り方3ステップ
ステップ1:ジプニーを呼び止める
ジプニーの始発点であるターミナルから乗り込む場合以外は、路線の途上でジプニーを捕まえなければまりません。前述のようにジプニーはルート上であれば基本的にどこでも乗り降り自由なので、ジプニーが走るルートの道路脇で車両がやってくるのを待ちます。そして目的地へ行くジプニーがやってきたら手をあげて止めます。
なお、満席の場合は止まってくれない事もあります。その際は根気強く次のジプニーを待ちましょう。
ステップ2:行き先を告げ料金を支払う
席に着いたら、ドライバーに行き先を告げて料金を渡します。
セブのジプニーは初乗りが7ペソなので、特に遠くへ行くのでなければ7ペソを渡せば問題ありません。その際、狭くて混雑している車内では、他のお客さんにお金を渡して、バケツリレー方式でドライバーに料金を支払います。なお、お釣りもきちんとバケツリレーで戻ってきます。
その際、「パリホ コ!(お願いします)」と一言添えると丁寧な印象を与えます。
目的地が少し遠くて料金がよくわからない場合は、ドライバーに目的地を告げて料金を聞くと良いでしょう。
意外と重要!? どこに座るか
余談ですが、ジプニーに乗り込んだ際の座る位置というのは意外と重要です。
多くの乗客にとって一番人気のあるポジションは最後尾の出入り口に最も近い座席です。理由は単純で、乗り降りが楽だからです。
逆に不人気なのが座席の一番奥、つまりドライバーに最も近い席です。なぜなら、乗り降りする際に狭くて足の踏み場もないような車内を中腰で進まなければならないからです。
そしてもう一つの理由は、ドライバーの近くに座ると後から乗車してくる客の料金を毎回バケツリレーでドライバーに渡し、お釣りもて渡してあげなければならないからです。
ステップ3:目的地周辺で降ろしてもらう
目的地に着いたら、ジプニーを停車してもらい降車します。
その際に大きな声で「ルガール!」とか「ルガーラン!(降ります)」とドライバーに伝えましょう。
ドライバーが停車してくれるので、ジプニーが完全に止まってから席を立ちましょう。
なお、降りる際に天井を叩いてドライバーに知らせる方法もセブではよく見られます。しかし、マニラではあまり品の良い行為とは見られないようなので注意しましょう。
まとめ
外国などの旅先でローカルの交通機関を乗りこなせると、なんだかその国のことをよく知ったつもりになれますね。ジプニーは、セブ島をはじめフィリピンでは庶民の日常的に利用する交通機関ですので、乗りこなせればあなたはもう「フィリピン通」と言っても良いでしょう。
よく行き来する場所を通る路線を覚えておいて、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
車内はほぼ100%フィリピン人しかいない空間で、見ず知らずの人たちが運賃を手渡しで運んでいる様子はなかなか面白いです。狭い車内空間に大勢の乗客がひしめき合い、向かいの座席の乗客と顔を合わせているうちになんだか自分がフィリピン人の仲間入りしたような錯覚を覚えます。
セブ島滞在中にジプニーの車内ほどフィリピン人と密着する機会は他にないでしょう。ちょっと普段とは違う旅行を体験したい人は、ぜひトライしてみてください。
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