皆さん、こんにちは。
セブ島現地在住のトリセブライターDAIによるFour Word English Studio(以下フォーワードと記載)留学体験記も、今日で3日目を迎えました。
初日のオリエンテーション
昨日UPした、一日のスケジュールと驚きの効果実感
の記事に続きまして、本日はフォーワード独自のトレーニングの内容をさらに取り上げます。
Extensive (多読)とは?
私の場合午後に組まれているこの多読クラス、これも他の英会話学校にはあまりない、フォーワード独自のユニークなトレーニングです。
効果的な英語学習法のひとつであるこの多読ですが、私は今までこの言葉を聞いたことがありませんでした。
そもそも多読とはどういう意味でしょうか?
読んで字のごとく、「(本を)たくさん読む事」ですが、次のようなガイダンスがあります。
- 辞書は使わない(英英辞典のみ必要最小限利用可)
- 分からない語は飛ばしてどんどん読む
- 面白くなければ本を変える
上記を守ってどんどん読むだけです。
え、そんなので本当に勉強になるの?
と感じるかも知れません。
しかしここで思い出したいのは、前回の記事でもお伝えした、英語を「勉強しない、練習する!」という指針です。
ひたすら読むだけで良いので、ストレスを感じず楽にトレーニングが進みますね。
前回の記事でご紹介した、自習を行うのと同じ部屋に集まり、皆で一緒に読んでいきます。
目標とするのは、1時間弱で5,000語の読破(フォーワードの本にはあらかじめ文字数がカウントされている)。
これを意識すれば、いちいち分からないところで引っかからずどんどん進んで行けるわけです。
そのおかげで、分からない言葉が時折出てきても、その語が繰り返し出てくれば、「あ、この言葉はこういう意味なんだな」と推測で分かるようになります。
こうして覚えた単語は、辞書を引いて覚えた単語より、自然に身に着くのではないでしょうか。
あ、もちろん、意味を知りたい語があれば、部屋に常駐しているトレーナーに質問OKですよ。
多読で使う本
多読で使う本は、フォーワードに用意されています。
どんな本があるのか、見てみましょう。
子供向きの絵本 ラダーシリーズ
大きく分けて2種類、子供向きの英語の絵本と、ラダーシリーズという小説や伝記物の単行本があります。
絵本は、文字だけでなく絵が描かれていますので、英語に苦手意識があっても、退屈せず読めると思います。
物語の内容もディズニーなど、みんなが知っているものなので、なじみやすそうですね。
また、フォーワードの在庫の本以外でも自分で何か気に入った英語の本を持参してもOKです。
ところで私は、ラダーシリーズの中からこの本を選びました。
あまりにも有名なビートルズですが、私はその歴史についてよく知らないので、読んでみようと思ったのです。
この”ラダーシリーズ”は、普通の本ではなく多読用に作られた教材で、はしご(ladder)を登るかのように5つのレベルが用意されています。
各レベルに応じ、使用される語彙数が限定されているところが、普通の英語の本との違いですね。
つまり、自分の知っているレベルの語ばかりが使われているため、途中で難しすぎるとか、簡単すぎる、といったことなく、読み進めていけるわけです。
内容的には、ビートルズのリンゴ・スターが子供時代、いろいろと不遇な目にあっていたのに、新しいお父さんが来て彼の人生が好転した事や、フィリピン公演でのびっくりするようなエピソードなど、知らなかった事がいろいろと出てきて、大変楽しく読めています。
ちなみにこのラダーシリーズ、Kindle版もあります。
ちなみに私の多読クラスの成績はと言いますと、1日目は3,600語、2日目は3,000語でした。
やはり5000語読むというのはなかなか高い目標ですね…。
しかし達成できなかったからと言ってなにかペナルティがあるわけでもなく、みな自分のペースで読む事が出来るのでストレスはありません。
多読時間の最後には、10分ほど、参加者とトレーナーで楽しく英語で談笑する時間も設けられています。
次のページ:1ヵ月で3年分の単語を覚えられる!?
コメント