トリセブ読者のみなさん、こんにちは。
ここ数か月、世間を揺るがす、大変な事が起きていますね。
そう、中国に端を発し、日本をはじめ世界中にパンデミックが進行中のコロナウィルスです。
この記事では、コロナウィルスがフィリピンに及ぼす影響と、日本からの旅行者がフィリピン入国拒否される可能性について特集します。
※3/18最新情報は以下の記事をご覧ください。
コロナウィルスとは
まずそもそも、コロナウィルスとは一体何でしょうか。
専門的な解説は医療関係のサイトに譲りますが、ここでは簡単に説明します。
そもそもコロナウィルス自体は風邪の原因にもなる一般的なウィルス。
今回巷を騒がせているのは、その中でも”新型”といわれているコロナウィルスで、SARS-CoV-2又は2019-nCoVと表記されるもの。
そのタイプのウィルスに感染すると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)となり、風邪とよく似た症状ですが重症化すると肺炎などを引き起こして死亡する例があります。
中国の湖北省武漢市で発生したと言われ、その後中国全土そして世界へと爆発的に広がったこのウィルス。
日本では横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」内で集団感染を引き起こし、社会問題にもなりました。
新型コロナウィルスの致死率は
とても怖いイメージのある新型コロナウィルスですが、実際どれほど危険なのでしょうか?
危険度を測る致死率ですが、発生源である中国国内では2%程度、中国以外で計算すると致死率は0.2%程度でしかありません。
他の危険な流行病の致死率、 鳥インフルエンザH5N1型が約53%、エボラ出血熱の致死率が50%前後、MERSが約34%、SARS約9%…といったところと比較すると、かなり低いと言えます。
これまでの報告では、死亡した人の多くは糖尿病や心臓病など、すでに別の病気を患っている高齢者が多いとの事。
ですので、海外旅行を計画するような元気な人達は、過剰に不安がる必要はないようです。
ただし、健康な人でも感染した状態で他の人に接触すると、伝染する事があり、特に高齢の家族がいたりすると、気を付けなければならないでしょう。
コロナウィルスに過剰反応するフィリピン人
フィリピンという国は、情報の伝達が非常に不正確で、まるで小学生の噂話のような伝わり方をします。
ニュースなどで連日コロナウィルスの報道がされていますが、注意散漫なフィリピンの大多数の人々はじっくりそれを聴いているわけではありません。
正しい知識を持たず、単に”コロナ”=怖い、ヤバイ!というイメージが拡がっています。
みんなコロナの件を知ってはいますが、子供じみた伝わり方になっているわけです。
てな事も、時々あるようです。
フィリピン人から見れば、中国人も韓国人も日本人も、見分けがつきませんから。
旅行者か長期滞在者かの見分けも、つきませんしね。
フィリピンの街でコロナ差別発言を受けても、過剰に反応してはいけません。
子供のたわ言とおなじですから、スルーしましょう。
フィリピン国内でのコロナウィルス感染状況は?
フィリピン人がそんなに恐れているコロナウィルスですが、実はフィリピン国内ではほとんど拡がっていません。
この記事執筆現在、確認されている感染者はわずか3人、そのうち一人が亡くなりました。
患者数が少ないのは、フィリピンは気候が温暖なこと、また比較的早い段階で入国制限をした事が功を奏しているのかも知れません。
ですから、フィリピンを旅行中にコロナウィルスをもらってしまう、という可能性は極めて低いでしょう。
次のページ:新型コロナウィルスの影響でフィリピンへの入国が制限されている国はどこ?
コメント