コロナウィルスの影響でフィリピンへの入国が制限されている国
さて、この記事執筆時点(2/28)での、コロナウィルスの影響でフィリピンへの入国が制限されている国の状況です。
外務省からのメールによりますと、
(1)フィリピンへの入国制限
ア 永住ビザの所有者,フィリピン人の外国人配偶者又は子供,外交ビザの保有者以外の外国人は,過去14日間以内に中国,香港,マカオ,韓国大邱広域市及び慶尚北道清道郡に滞在歴のある場合は入国及び乗継ぎを禁止。
イ 過去14日間以内に中国,香港,マカオ,韓国大邱広域市及び慶尚北道清道郡に滞在歴のある永住ビザの所有者,フィリピン人の外国人配偶者又は子供,外交ビザの保有者の外国人は,14日間の検疫を条件として,入国が認められる。2/26付 在フィリピン日本国大使館からのメールより
(2)フィリピン国民に対する渡航制限
ア フィリピン国民については,中国(香港,マカオを除く)への渡航を禁止。
イ フィリピン国民のうち,香港,マカオ,韓国の永住者,これら国・地域への留学生,これら国・地域への労働者以外の者については,これら香港,マカオ,韓国への渡航を禁止。
ウ フィリピン国民のうち,香港,マカオ,韓国の永住者,これら国・地域への留学生,これら国・地域への労働者については,関連するリスクについて認識し,理解したことを示す宣誓書に署名することを条件に,これら香港,マカオ,韓国に渡航することが認められる。
となっています。
文章が固くて読みにくいですが、我々日本人に関係する部分としては、
- 中国本土
- 香港
- マカオ
- 韓国大邱広域市及び慶尚北道清道郡
からの入国及び、過去14日間にそれらの地域へ渡航歴のある人は、フィリピンへの入国が出来ない、という事です。
それらの地域を経由してフィリピンへ入国するフライトは、恐らくキャンセルになっていると思いますが、ご注意下さい。
フィリピンへの入国拒否が及ぼす影響
実はこの入国拒否のせいで、日本からフィリピンへ来る旅行者に、プラスの影響も出ています。
最近は世界のどこへ行っても、中国人ツーリストが大挙して押し寄せています。
フィリピンも例外ではなく、普段はどこの観光地へ行っても、中国人観光客で溢れているのですが、今回の入国制限の影響で、異変が起きています。
どこの観光地へ行っても、ガラガラなのです。
私も少し前に、ボホール島へ一日観光へ行ったのですが、ベストシーズンにも関わらず、中国人観光客の姿がなく、とても空いていました。
セブのオスロブとモアルボアルへ行った友人も、中国人がいないおかげで混み具合が少なく、快適だったそう。
もっとも、現地の旅行関係の仕事をしているひとたちにとっては、大打撃だと思います。
日本からの入国が拒否される可能性は?
空いている時期に旅行に行けると、喜んでばかりもいられません。
フィリピンローカルのニュースサイトに、こんな記事が出ていました。
この記事では、日本が上記の入出国制限のリストに入る可能性について、示唆されています。
記事の中では、フィリピン政府が入出国制限を科すかどうかを決める要素として、その国にいるコロナウィルスの患者数と、その国からの渡航者の数が関係するとの事。
現在日本は、韓国と共に感染者の多い国2位・3位にランクしています(クルーズ船内の感染者を含むかどうかで変わる)。
その韓国の一部地域(大邱広域市及び慶尚北道清道郡)が、既に入出国制限のリスト入りをしました。
日本からフィリピンへの渡航者も、中国・韓国に次いで多いでしょうから、このニュースの予想はかなり現実味を帯びているのではないでしょうか。
ただし韓国の場合のように、問題のクルーズ船が停泊している横浜市周辺や、感染者の多い関東地方・北海道など、地域を限定して制限が課されるかも知れません(※あくまで著者の予想です)。
フィリピン長期滞在者への影響は?
当ブログ読者様の中には、英語留学生など、フィリピン現地長期滞在者の方もいらっしゃることでしょう。
仮に日本が入出国制限のリスト入りをしてしまった場合、一旦日本に帰ると、コロナ騒動が収まるまでフィリピンへ戻って来れなくなる可能性があります。
日本へ帰国時点では大丈夫だったとしても、日本滞在中に入出国制限になってしまい、フィリピンへ戻れなくなる、という事もあるかも知れません。
フィリピン現地の会社で勤めている人などにとっては、そうなると大問題です。
通常14日間の制限が課されるようですから、どうしてもの場合、日本から一旦入出国制限のない国を経由し、そこへ14日以上滞在してから入国する、という裏技は使えるかも知れませんが。
いずれにせよ、私を含め、フィリピン長期滞在者の皆さんは、この時期はむやみに渡航をしない方が良さそうですね。
3/13最新情報は以下の記事をご覧ください。
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