カルボンマーケットで買えるもの
セブ最大の激安マーケットと言えるカルボンマーケットでは実際にどんな商品を購入することができるのでしょうか。実際に販売されている品物を覗いてみましょう。
メインはやっぱり生鮮食料品
フィリピンのローカルマーケットで販売されている商品のメインは食料品です。ここ、カルボンマーケットも例外ではありません。スーパーマーケットと異なり、仲買人を通さずに直接産地から届いた新鮮な食料品が入手できます。
こちらはフィリピン人の主食であるお米です。スーパーマーケットとは異なり、パックに入れて販売されてはおらず、基本的に量り売りです。
販売されているお米も種類が豊富です。フィリピンがコメ食文化であることを改めて感じさせてくれます。残念ながら日本米は見かけませんでした。
続いて魚介類。
鮮魚が軒先に並び、日本でもおなじみのアジやサバなどの魚をはじめ、フィリピンのシンボルとも言えるラプラプなどの地魚を見つけることができます。中にはタライの中で泳ぎ回る活魚も見られます。そのほかにもイカやエビ、ワタリガニなどの新鮮な魚介類が数多く並んでいます。
値札は基本的に表示されていないので、お店の人に値段を尋ねましょう。量り売りの場合は必要な量を伝えるか、「100ペソ分包んで」といった方法で購入することができます。
こちらは干物。
日本でよく見かけるのと同じように、開きにされた魚が干物となって店頭に積み上げられています。周囲は干物独特の香りが立ち込めていて、近くを通っただけで干物が販売されていることがわかるでしょう。
ちなみにフィリピンの干物は日本の一夜干しなどと異なり、塩漬けといってもいいほど塩気がキツく、そのまま焼いて食べることはできません。現地では通常スープの具として食べられることが多いそうです。
そして野菜、果物。
カルボンマーケットでは野菜や果物も充実しています。ジャガイモやニンジンといった根菜類が多く見られるほか、白菜などの葉野菜も取り揃えています。こうした野菜類は、セブの「リトル・バギオ」と称されるダラゲテのマンタロンゴンという農村地方などから採れたてのものが届いているようです。
また、南国のセブ島ではフルーツが種類も多く非常に充実しています。新鮮なマンゴーが山積みになっている光景を見ることができたり、ジャックフルーツといった日本のスーパーではまず見ることができない珍しい果物が並んでいます。
もちろん、お肉も取り揃えています。
古着も充実
カルボンマーケット周辺では、食料品以外のものも数多く販売されています。
こちらのストリートでは古着が販売されています。洋服のみでなく、靴やサンダル、バッグ類も入手できます。こうした古着販売の店が集まる一角があり、お店を行き来して古着を見比べることができます。
おしゃれな雑貨
こちらの一角は、手工芸品が集まっています。
とくに目を引くのが、アバカをはじめとしたフィリピン特有の植物の繊維で編んだカゴやバッグ類です。生活雑貨として日常的に使ってもいいですし、セブ島旅行のお土産として購入するのもいいと思います。
セブのおすすめ土産についてはこちらの記事をご参照ください。
これらの雑貨類も値札がついていない場合が多いので、価格を聞いてみましょう。値段交渉にも応じてくれるので、ディスカウントをお願いしたり、「複数購入するから安くして」といった交渉ができます。どの店でもだいたい似通った価格となりますが、ショッピングモールや土産物店と比較するとだいたい5分の1以下の値段で購入できます。
その他
こうした商品にとどまらず、まだまだカルボンマーケットで販売されている商品の種類は多岐に渡ります。
こちらは生きたニワトリやハト。ニワトリはフィリピンの家庭で一般的に飼育されています。その多くはフィリピンで人気のある闘鶏のために育てたり、玉子を入手するために飼われています。あと、フライドチキンが大好きなフィリピン人ですから、もちろん食べることもあるでしょう。
こちらは生花。
今回取材した限りでは花のついた植物が多く取り扱われていたように見えました。観賞用として用いられるケースがほとんどのようです。個人客だけでなく業者もこのマーケットで植物を購入しているようでした。
その他には、「材木」など日本の市場ではあまり見かけない製品も販売されていました。カルボンマーケットだったら何でも揃うかもしれませんね。
店頭に陳列されているものだけが全てじゃない!?
店頭に陳列されている商品を見つけて購入するのは簡単でしょう。しかし、カルボンマーケットはもう少し奥深いようです。
もっとレアな商品を探している場合は、店員に尋ねて見ると良いかもしれません。新鮮な玉子や高級料理店で使うようなハーブ類などは、バスケットの奥か紙に包まれて見えないことが多いといいます。そうした商品を探している場合は、店員に尋ねた場合のみ手に入ります。
カルボンマーケットでのショッピングは宝探しのような面白さがありますね。
カルボンマーケットに行くなら何時頃に行くのがベスト?
カルボンマーケットは24時間、365日オープンしています。では、実際に買い物をするならどの時間帯がベストなのでしょうか。
新鮮なものを手に入れるなら早朝か深夜
生鮮食料品を購入したいなら、深夜から早朝にかけてがベストでしょう。
食料品の搬入のタイミングが深夜から早朝にかけてなので、こん時間であれば採れたての魚介類や収穫したばかりの野菜がいち早く手に入ります。
しかし、当然誰もが新鮮な食材を手に入れたいと思っているので、早朝でも市場はたくさんの客で賑わっています。個人の客だけでなくレストランなどの業者も食材を購入するためにやって来ているので、良い食材を入手したいなら素早く行動する必要があるでしょう。
出遅れたり、昼間の遅い時間に行くと、もう誰もいないということも・・・
ひとりで行くなら日中にしよう
しかし、一人で買い物に行く場合は、明るい日中を選びましょう。
セブの土地勘もなく不慣れな場合は、深夜に一人で行動することはオススメしません。思わぬトラブルに遭遇することもありますし、不測の事態に対応してくれる窓口もありません。
日中でももちろんカルボンマーケットはオープンしています。野菜や魚介類なども販売していますし、雑貨類などはむしろ夜間は販売していませんので、買いたい商品によっては昼間の方が適しています。
カルボンマーケットを歩く際の注意点
カルボンマーケットはあらゆる商品が並び、見ているだけでも楽しいですが、実際に出かける際はいくつかの注意が必要です。
値切り交渉はほどほどに
マーケットで品物を購入する際は、店員との値段交渉も楽しい体験の一つです。
しかし、カルボンマーケットでは最初に提示される値段がすでに十分安い場合が多いので、しつこく値引きを要求するのは控えましょう。
雑貨類などは1回は値引きに応じてくれます。しかし、執拗に値引きを要求するとお店の利益がなくなってしまいます。それでも商品を大量購入するような場合は、交渉の余地が十分あると思います。
スリの被害が多発
下町にあるカルボンマーケットは、スリの多さで知られているのも事実です。
大勢の人が行き交う場所である上、商品に目が行きがちなマーケットはスリにとっては格好の仕事場と言えるかもしれません。そのため常に最新の注意を心がけましょう。
いかにも観光客丸出しのおしゃれな服装に大きな荷物といった格好は避けるべきでしょう。その他にも大量の現金やクレジットカードは持ち歩かないようにしましょう。スマホも人前で取り出して写真などを撮ると目立つので控えた方がいいと思います。
まとめ
今回は、セブ市民の台所と言えるカルボンマーケットについて調べてみました。
カルボンマーケットを覗くと、セブの庶民の生活が垣間見えます。スーパーマーケットやショッピングモールでは見られない光景や品揃えを目にすることは、セブ島旅行での良い思い出になるかもしれません。
また、長期滞在している人にとっては安くて新鮮な品が手に入るので、日常の買い物で利用するのもいいと思います。商品について質問したり、値段交渉などで店員とのコミュニケーションも楽しむことができます。こうしたコミュニケーションを通してフィリピン人との交渉力も鍛えられるかもしれませんよ?
皆さんもぜひ一度、カルボンマーケットを訪ねてみてください。
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