フィリピン人の友人に頼んで分解
コロン等にあるリペアーショップに持って行こうかと思いましたが、その日は日曜日、翌日の月曜日もフィリピンの選挙で祝日、お店は閉まっているに違いありません。
困り果てた私に、嫁が言いました。
「友達の〇〇君は、エンジニアだよ、きっとパソコンを分解出来るんじゃない?」
そうか! 彼にそんなスキルがあるとは知りませんでした。
早速相談すると、開けてあげるのですぐに持ってくるようにとの事。
わらにもすがる思いで彼の所へパソコンを持って走ります。
ノートパソコンを旅行に持って行くなら、必ずショックを吸収する上質なケースに入れましょう。
以前に私は、ACERのミニノートを付属のソフトケースに入れてバイクで運んだら、液晶が壊れてしまった経験があります。

これは日本で起こった事ですが、東南アジアは日本以上に乗り物で移動する機会が多く、道も悪く運転も荒い為、精密な液晶がダメージを受けやすいです。
さすがに今回の私の17インチPCはケースがありませんので、バスタオルに二重にくるんで運びましたが、小さい方のサブノートは、過去の教訓から、エレコムのZEROSHOCKというケースに入れて運んでいます。
使わない時に常時ケースに入れておくと、アリに入られにくいというメリットもありますね。

衝撃のパソコン内部
さて、やはり持つべきものは友ですね、エンジニアの友人がパソコンを分解してくれました。
私のようにフィリピンに長く住んでいますと、色々なスキルを持つ現地の友人に恵まれ、本当に助けられます。
まず、裏ブタから分解していきます。

ここにはそんなにアリはいませんね。
もしかして運んでいる間の衝撃で、もう退散してしまったのでしょうか?
今度は、キーボードの裏をあけます。

キーボードと基盤は、平べったい配線が3つつながっており、それを傷つけないように慎重に作業します。
そして、ようやく問題のキーボードの裏が開きました。
そこには、衝撃の光景が!

何百匹ものアリがキーボードの裏側に巣食っているではありませんか!!
うじゃうじゃうじゃうじゃと、それこそアリの巣窟、いやアリの城。
これでは出て来るアリを一匹一匹潰しても全く意味なかったわけです。
さぁ、この数えきれないほど大量のアリを、ひたすらハケで掃き取り、エアスプレーやカメラ用ブロワーで吹き飛ばします。
あ、この作業、もちろんですが室内でやってはいけません。
被害拡大させないよう、アリをまき散らしても良い屋外で行いましょう。
いくら掃除しても隙間という隙間にアリがおり、なかなか終わりません。
結局分解、掃除、組み立てに3時間を要してしまいました。
それでも完全には駆除出来なかったようで、持ち帰っても時々アリが出てきます。
出て来たアリは必ずつぶし、また新たなアリを呼ばれないよう、置き場所を色々と変えています。
後編へ続く

さて今回の前編では、私の商売道具である大事な大事なメインPCが、アリの巣窟になってしまった事と駆除の一部始終について公開いたしました。
でも予防に勝る治療なし!
後編では、再発防止策と、フィリピンで見られるアリの種類、そもそもアリに入られないようにするにはどうすれば良いか、について引き続き特集いたします。
次回記事もどうぞお楽しみに。
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